バーナー加工で出来る事

耐熱ガラスでの特殊加工のご紹介となります。口焼き加工・切断加工・試験管底加工・平底加工・メモリ加工・曲げ・溶着加工・ゴム止め加工・摺り加工・平面摺り加工など理化学用実験器具を加工するうえで必要な加工方法をご紹介しています。

口焼き加工

切断部分を加熱し丸くする加工

耐熱ガラスをカット後、切断部分にバーナーで熱を加えて溶かし、角を丸める加工です。角が立たないため、手を切るなどの怪我の恐れはなくなります。価格は、ガラス管の太さ、種類にによって異なります。丸みを帯びるのでフラットではなくなります。

切断加工(フラット加工)

ガラス管をカットする加工

耐熱ガラス管を物理的にカットする加工です。
切りっぱなしの場合は寸法精度が悪い為、カット後ガラス管の端面を摺り加工致します。
断面は砂目状になります。弊社は切りっぱなしの状態でも±0.5の精度でカットできる設備がある為カット面の二次加工をする場合などは重宝されます。※外径により寸法精度は変わります。

丸底封じ加工

試験管底の丸封じ加工

実験・研究用の特注硝子器具で一番加工方法の多い加工が個の丸封じ加工となります。底が丸いので、熱するのに適しており民間企業から大学の方など注文の多い加工です。ガラス管の太さ、種類にによって価格は異なります。全長精度についても±0.5まで可能です。丸く封じることで中に内容物を溜めておけるようにする為の加工です。
※外径により寸法精度は変わります。

平底封じ加工

底面をフラットにする加工

実験・研究用の特注硝子器具で丸封じの次に大木加工方法が平底加工となります。底がフラットの為撹拌子などでの拡販に適しており民間企業から大学の方など注文の多い加工です。ガラス管の太さ、種類にによって価格は異なります。全長精度についても±0.5まで可能です。丸く封じることで中に内容物を溜めておけるようにする為の加工です。
※外径により寸法精度は変わります。

目盛加工

ガラス管にメモリを入れる加工

耐熱ガラス用のガラス管へメモリを入れる加工となります。この加工は目切り加工と言い、体積を測るガラス器具に主に使われます。平底の試験管を特注で作成後、100ml容量に10ml毎にメモリを切り実験・研究の効率化を図ります。容量については常温20度の水で1本ずつ容量を測りメモリを打っていきます。この目切り技術は昔から技法が変わっておらず関西でも数社ほどしかできない技術となります。

曲げ・溶着加工

ガラス管を曲げたり、ガラス管同士を溶着する加工

理化学実験ではこれができなと話のならない加工となります。耐熱ガラスをバーナーにて熱し外径をほぼ変えないように曲げる加工となります。また、ガラス管同士を溶着しいろいろな角度から使用できるように致します。バーナーワークでは曲げ加工・溶着加工が基本的な技法となりこれができないと実験用のガラス器具を作る事ができません。

ゴム止め加工

ガラス管の先端にゴム止めを付ける加工

理化学実験用ガラス器具では一般的な加工の一つでゴム止めになります。こればシリコンチューブなどを耐熱ガラス管に直接つなぎ液体などを流すときに使用する加工となります。治具を使用しガラス成型する方法や、バーナーのみでガラス成型する方法など様々です。ストレート菅にシリコンチューブなどを直接つなぐと抜けてしまう為、このようにコブを付けます。つけることにより抜けにくく、かつ漏れない加工となります。

摺合わせ加工

ガラス同士を接続する際に使用する加工

耐熱ガラス同士を接続する際に行う加工となります。先の加工は普通摺り加工といいます。加工方法は摺り職人様々ですが、テーパーの角度は1/10と決まっており、各種サイズについてもJIS規格で制定されているサイズに仕上げ摺り加工を行います。すなわち加工方法はさまざまですが、仕上がり寸法は統一されている為すべて接続できるようになっています。摺り合わせサイズはこちら。
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上記の摺りは普通摺りとなりますがこちらの摺りは透明摺りとなります。普通摺りを行った後さらに磨き上げ、白い部分を透明にいたします。理由としましてはグリスなどを塗る必要がなく仕様できます。通常普通摺りでは接続の際に真空グリスを塗布し使用いたします。ただ、研究の中でこの真空グリスの成分がコンタミし結果に影響を及ぼすことがある為その際は透明摺りを使用するケースが多いです。

平面摺り加工

平面同士の接続時に使用する加工

平面同士の接続時に使用する摺り加工となります。主にセパラブルフラスコの平面部に使用され、本体とカバー同士を接続しクランプなどで上下から押さえ込み密閉させます。サイズはフランジ外径20Φ位から大きくなると300Φまでのフランジが作成できます。こちらに使用する摺り加工についても普通摺り・透明摺り両方対応可能となります。

 

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