IWAKI TE-32 Glass(耐熱ガラス管)

最高使用温度:490℃
常用使用温度:230℃

従来「CorningCode7740Glass」パイレックス®印を「IWAKICODE7740GLASS」として製造されており、現在「IWAKITE-32GLASS」として供給されております。
アルカリ含有量の少ない低膨張ホウケイ酸ガラスで線膨張係数が非常に小さく、特に耐熱衝撃性・耐薬品性に優れており、理化学用ガラス機器から工業用レベルゲージまで広い分野で使用されております。

組成

SiO2 B2O3 Al2O3 Na2O/K2O Na2O/K2O
80.90% 12.60% 2.30% 4.00% <0.04

また、ホウケイ酸ガラスはソーダ石灰ガラスと比較してホウ酸の組成比率が高いので、線膨張係数(0~300℃)が32.5×10-7/℃と非常に小さいのが特徴です。

熱特性

平均線膨張係数 ×10-7 32.5(0-300℃)
耐 熱 温 度 230(連続使用)
490(短期使用)
比熱(25℃) cal/g・℃ 0.17
熱伝導率(25℃) cal/cm/sec・s・℃ 0.0026
熱伝導率(100℃) cal/cm/sec・s・℃ 0.003

使用上の注意
●使用前に必ず点検し、キズ・カケのある製品は使用しないでください。
●落としたり、衝撃や曲げの力を与えないでください。
●局部に力を加えないでください。
●ガラスが壊れた場合でも、内溶液を浴びて負傷したりガラス片・破断面により切傷を受けたりしないようご注意ください。
●洗浄の際、研摩剤入りスポンジ・金属たわし・クレンザーなどを使用するとガラス表面に傷がつき、破損の原因になります。

1.加熱する時

(1)ガラス器具を直接火にかけると破損することがあり非常に危険です。
ガスバーナーによる加熱が必要なときは、金網などを使用して均一に加熱して下さい。
 IWAKICTE33ガラス製品は、510℃以上加熱しますと、加熱ヶ所及び全体的に「ガラス歪(ひずみ)」が生じて破損しやすくなりますのでご注意下さい。
ガラス器具を加熱する必要がある場合は、専用の加熱器具を使用することをお勧めします。例)マントルヒーター・オイルバス・ウォータバス・恒温槽

(2)加熱したガラス器具を急激に冷却するのは避けて下さい。
弊社が使用しておりますIWAKICTE33ガラスは耐熱性には優れていますが、急激な温度変化を与えることは破損の原因となります。

2.減圧する場合

(1)減圧する際は減圧用のガラス器具をご使用することをお勧めいたします。
一般的に減圧用ガラス器具とは減圧用デシケーター、濾過器、減圧蒸留用器具など一部の製品だけです。
濾過フラスコ、ナス型フラスコ以外のフラスコ製品は減圧用に設計されていません。
あえてその他のガラス器具で減圧される場合は、安全に十分配慮してご使用下さい。
(2)キズがあるガラス器具は、ないものと比較して非常に強度が下がりますので、キズや欠けがあるものは使用しないで下さい。

3.加圧する場合

加圧専用のガラス器具がなく、加圧実験をすることが避けられない場合には、キズの無いガラス製品で肉厚・形状を検討の上、防護スクリーンなどを必ず使用して下さい。

4.締付け器具を使用する場合

ガラス製品に締め付け金具を使用する際は、金具等の膨張・収縮によりガラス製品を破損することがありますのでご注意ください。

5.使用後の洗浄及び保管

(1)内・外をよく洗浄し、空気を通して十分に乾燥させてください。
(器具乾燥機を使用してもよい)
(2)ガラスコックやガラス栓には必ず紙を挟み、摺合部分が噛み付かない様に保管してください。

6.IWAKI CTE33ガラス管規格一覧

IWAKI CTE33ガラス管一般規格(標準管)

IWAKI CTE33ガラス管一般規格(薄肉管)

IWAKI CTE33ガラス管一般規格(中肉管A)

IWAKI    CTE33ガラス管一般規格(中肉管B)

7.IWAKI TE32メスフラスコ使用方法

TE32 メスフラスコとは

TE32メスフラスコの操作方法

TE32メスフラスコの注意点

TE32メスフラスコの規格

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