試験管の種類と仕様方法について
試験管(しけんかん,test tube)とは、
化学、生物学の実験などで使用する細長い容器のことで、
円筒形で上端は開放され、下端は丸底もしくは平底の製品が主流です。
例外でVの字のように円錐状のものはスピッツ底と呼ばれています。
使用方法は少量の薬品を用いた溶解、加熱、冷却などの操作、
呈色反応、沈殿生成反応などの観察等、予備実験容器として使われ、
細菌の培養などにも利用されます。
分析用の保存容器としても使用されることもありますが、特殊なものとして、
共栓付き、目盛り付き、着色ガラス製、樹脂製のものなどもあります。
また、農芸・微生物学において、菌株保存用の寒天培地は試験管に少量ずつ取り分けて(分注)
保存するのが一般的であり、
ガラス試験管に入れた滅菌後の寒天培地を垂直の状態に静置して固めたものを
高層培地、斜めに保持して固めたものを斜面培地、
高層と斜面の中間程度の傾斜をつけたものを半斜面培地と称して微生物の株を保存するのに用います。
弊社では上記の丸底試験管・平底試験管・スピッチ底試験管・共栓試験管など
硝子で加工可能な試験管を主に、手加工・機械加工と分けて製造することが可能です。
また、培地での菌保存以外にもL乾燥法と呼ばれる保存方法もあり、
こちらのL乾燥法用保存試験管(アンプル)の販売も行っております。